ミシェル ユウ(台湾)2021年卒業
私の名前はミシェルです。私は2021年に卒業した筑波大学地球規模課題学位プログラム学士課程(BPGI)の卒業生です。筑波大学での学生生活を通じて、私は持続可能性の領域に深い関心と情熱を抱くようになりました。当初、私は地球温暖化について表面的な理解しかしていませんでした。しかし、BPGIの授業を通して地球温暖化の原因と根本的な要因について包括的に理解するようになりました。
カリキュラムの重要な部分を占めたのが問題解決型学習(PBL)であり、実践的な問題に取り組み、その解決方法を示すアプローチでした。学業の集大成の年には4年間で習得した知識とスキルを統合し、自身で設定をした卒業論文のテーマの考察を行い、その発表を行う機会をいただきました。
BPGIを卒業すると、持続可能性についての魅力がさらに深まり、シドニー大学でサステナビリティ修士号を取得しました。1年半の厳しい勉強の後、私は人生の方向性を考え、持続可能性の分野でキャリアを積むことを決意しました。現在は、PwC台湾で持続可能性および気候変動コンサルティング・アソシエイトとして勤務しています。
筑波大学、そして尊敬する教授陣とBPGIの仲間達に心から感謝します。BPGIプログラムは、新たな学問的・職業的領域に踏み出そうとしている学生に心からお勧めします。間違いなく人生の新たな章が開かれる経験です。
皆さんの今後のご活躍をお祈りします。
グェン ミン(ベトナム)2022年卒業
BPGIを選んだ理由は、地球規模の問題に焦点を当て、自然科学と社会科学を組み合わせて、世界の持続可能な開発のための重要な問題に取り組んでいるからです。私はガバナンスや正義、政治運動といったテーマに興味があったので、このプログラムなら政治学や国際関係をよく理解できるのではと思いました。また、日本とベトナムの関係にも興味があり、日本の民主主義的価値観から学びたいと考えていました。日本語と英語の両方で勉強することも私にとっては楽しみでした。
BPGIでの留学生活は、やりがいがあり、かつ充実したものでした。私は学士論文に取り組み、中東の戦争被災国における民間人の福祉について研究しました。しかし、方法論に関するトレーニングの機会が限られていたことや、政治学における紛争研究の複雑さのために、科学的な社会調査手法に移行することの難しさに直面しました。そんな時に私を励ましてくれたBPGIの先生方や仲間から受けたサポートには感謝しています。
BPGIは私の学問の道に大きな影響を与えました。授業と学位論文を通して、私は戦争被害国の市民のための平和構築とグッドガバナンスを支援するための信頼できる研究の進め方を学びました。この基礎があったからこそ、私は一橋大学国際公共政策大学院でグローバル・ガバナンスと紛争後の和解の修士号を取得することができたのだと思っています。在籍中のBPGI学生や将来のBPGI学生たちも、BPGIプログラムを通じて学業やキャリアの目標を情熱的に達成できることを心から願っています。幸運を祈ります!
レイチェル ハイマン (アメリカ)2023年卒業
学士号をどこで取得しようかと考えていた時、筑波、慶応、早稲田など日本の大学をいくつか訪問しました。その中でも筑波は、その自然環境と、プログラムに対する教職員の誠実さが際立っていました。私が訪問した他の大学とは異なり、プログラムへの強い勧誘はなく、その代わりに、私が十分な情報を得た上で決断できるよう、透明性のある情報を提供してくれました。さらに、他の大学、特にアメリカの大学に比べて学費がリーズナブルであったことも、私の決断の大きな要因となりました。
最終的に私がBPGIを選んだ理由は、テストよりも課題を優先するというユニークな教育アプローチにありました。このアプローチは、SATやACTのような画一化されたテストに苦戦していた私にとって、共鳴するものでした。BPGIの課題解決学習モデルは、多様な知識を習得させるだけでなく、興味のある研究を追求する能力を与えてくれました。さらに、日本での生活経験はは、私の学問の旅においてかけがえのないものでした。
BPGIでの経験を振り返ると、全体的な満足度に影響する組織的な課題があったことを認めざるを得ません。学期ごとにスタッフが頻繁に入れ替わるため、大学内のサポート体制をうまく使いこなすのが難しいこともありました。このような欠点があったにもかかわらず、私を指導してくださった教授陣の献身的な姿勢、実践的な学習経験、そしてプログラムが提供するグローバルな問題の深い探求を高く評価します。
このような困難はありましたが、BPGIで過ごした時間は、チームワークと文化に浸るという貴重な教訓を与えてくれたと思っています。日本での生活は、最終的に私のキャリアの軌跡を形作る人脈と経験を築くことを可能にしてくれました。BPGIでこのような機会を与えてくださったことに感謝しています。
タン シンユウ(中国)2023年卒業
こんにちは、私の名前はタン シンユウです。BPGIでの4年間で、私が最も気に入っている特徴のひとつは、学業面でも精神面でも指導してくださったコーディネーターの先生方から受けた手厚いサポートです。
BPGIでは、環境と社会問題の両方を探求できる学際的な体制があります。私の場合、3年目は自分の興味ある分野を掘り下げることができ、独自の研究プロジェクトを実施する機会を得た転機となりました。この時期、私は都市計画への熱意があることを認識し、この分野の研究を心から楽しんみました。その頃、都市計画を専門とするコーディネーターの先生が、私の研究プロジェクトや卒業論文に対して、真摯なのアドバイスと励ましをくれました。この先生のサポートが私のモチベーションを高め、人間的な成長を促してくれたのだと深く感謝しています。
また、BPGIでは4年次に、卒業研究の指導教官を自身で自由に選べるのですが、。研究テーマに最適な指導教官を見つけられたことで、充実した楽しい研究室生活を送ることができました。また、私が筑波大学大学院の都市計画学研究科に進学することを決めたのもこの経験があったからだと思います。
新入生へ: 積極的に行動してください!新しいサークルに入ったり、交換留学を検討したり、自分で探求したい新しいことにどんどん挑戦してください。友達を作り、あなたの成長を支え、導いてくれる先生方と出会ってください。そして、日本語を練習しましょう!